武力衝突再発した北方限界線
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.11 10:26
10日、西海(ソヘ・黄海)上で南北海軍間の銃撃戦が起こることによって西海上境界である北方限界線(NLL=Northern Limit Line)が再び注目を集めるようになった。南北は一時、西海(ソヘ・黄海)NLL隣近水域を平和的に利用するため努力を傾けたが、武力衝突が再発したのだ。
南北は1999年と2002年1、2次延坪(ヨンピョン)海戦後、西海上で武力衝突防止対策を論議してきた。2007年の南北首脳会談では西海上で軍事的衝突を防止するための対策を立てることで合意した。これによってその年の11月、南北国防相は西海上に南北共同漁労区域と平和水域を設定することにした。NLL隣近で操業する北朝鮮と中国漁船を取り締まる過程で発生し得る武力衝突の可能性を阻むためだ。南北が共同でNLL隣近水域を使うことで中国漁船の進入を阻み、共同の経済的利益もはかるという目的もあった。しかし国防相会談1カ月後に行われた将軍級会談で、共同漁労区域位置に対する南北間の異見を縮められず、決裂した。