【コラム】資源戦争で勝利するには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.30 16:00
世界最大規模であるモンゴルのオユ・トルゴイ銅鉱山に対する投資協定が紆余曲折の末に最近、締結された。カナダの探査専門会社であるアイバンホー・マインズが2000年に開発権を買い受けた鉱山だ。2000億ドルの価値がある鉱山を数千万ドル程度で買ったというのが一般的な見方だ。
元々この鉱山の開発権は世界的鉱山専門会社であるオーストラリアのBHPビリトン社が持っていたが、アジア金融危機の余波で売りに出した。当時は小規模露天鉱を中心に、近隣に莫大な量の銅が売りだされたという基礎地質探査資料があるだけで、埋蔵量は確認されていない状態だった。アイバンホーは、開発権を買い受けた後、追加探査を通じて2003年、露天鉱でわずか2キロしか離れていない地下に、大規模な銅と金の鉱脈を確認する。以後、アイバンホーは世界的鉱山企業であるリオ・ティントをパートナーに引き入れた上、以後51%以上の持分保有を主張するモンゴル政府との長たらしい交渉を経て34%を与え、ついに協定に署名したのだ。