警察が、１０代の少年が小学校低学年とみられる男児を後ろから蹴飛ばして倒す９秒間の映像「ローキックで児童に暴行する少年」をインターネットに載せた人物を追跡している。

警察庁はこの映像を入手して流布の経緯を確認した結果、中間流布者が京畿道一山（キョンギド・イルサン）に居住していることを把握した。一山署はＩＰアドレスから最初に載せたＫ（２３）を確認し、Ｋの自宅へ行ったが、会えなかった。警察はＫと連絡がつきしだい、参考人資格で召喚し、映像を入手した経緯などについて調べる計画だ。また加担者を確認するため、映像が流布したポータルサイトに通信資料の提供を要請している。

この映像は２７日に初めてインターネットに載せられ、急速に拡散し、大きな波紋を起こした。この映像を見たネットユーザーは「これは殺人未遂だ」「男の子がかわいそう」「捕まれば崔洪万（チェ・ホンマン）に頼んでローキックをしてもうおう。子どもにこういうことをする奴は同じ目にあえばいい」などのコメントで怒りを表した。

映像の少年は昼に道を歩いている男児に後ろから近づき、脚を強く蹴飛ばして逃げる。男児はその衝撃で仰向けに倒れ、コンクリートの地面に上半身から落ちる。撮影者は加害者の友人とみられ、携帯電話で撮影したと推定される。