経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）のアンヘル・グリア事務総長は２７日、釜山での経済フォーラム開幕に先立ち記者懇談会を開き、「韓国経済が金融危機以降に驚く成長を見せているが、輸出に依存しているため世界経済が回復しなければ持続可能な成長は達成できない」との見方を示した。以下は一問一答。

－－韓国の経済状況について評価してほしい

「未来を楽観している。きょうメディアに発表された第３四半期の国内総生産（ＧＤＰ）増加率も驚く結果だ。韓国の成果には政府の戦略的で構造的な努力が反映されている。特にグリーン成長イニシアチブは立派だ」

－－出口戦略が国際的な関心事だ。どのような考えか。

「まだ景気浮揚策を撤回するときではない。ただ危機状況で出てきた異例な政策は徐々に撤回することを考えなくてはならない。特に一部の国の負債が深刻な水準だが、中長期財政政策を効果的にまとめることが重要だ」

－－ＯＥＣＤが開発しようとしている指標とＧＤＰの違いは。

「１人当たりＧＤＰ指標は依然として重要な評価手段のため、これを代替する考えはない。ただこの指標が十分でないため、もう少し包括的で本当の意味の発展を示す指標を開発しようというものだ」


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