【社説】戦作権転換2012年4月は早過ぎる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.23 16:14
韓米国防長官は昨日の韓米定例安保協議(SCM)後に発表した共同声明で、韓米連合司令官の戦時作戦統制権(戦作権)を2012年4月17日に韓国軍に移管するという日程を再確認した。 戦作権の転換自体を憂慮したり、転換時期が早過ぎるとして反対する世論が強まったことを意識した内容だ。 しかし今回の合意にもかかわらず、論議が収まらないのは確実だ。 韓国軍の現代化進行速度、経済状況、北朝鮮の核問題など韓半島安保環境を総合評価すれば、予定通り戦作権の転換が行われる場合、韓半島安保に重大な空白が生じる可能性が高いからだ。 金泰栄(キム・テヨン)国防部長官も今月初めの国会で「韓米連合司令部が存続すれば最も望ましいが、国家間の約束なので対応するしかない」と述べた。
今年の国防部の国政監査では、韓国の国防態勢に関する多くの問題点が指摘された。 装甲車の供給が計画通り進まず機甲師団転換作業に支障が生じた、油類費用の不足で空軍の訓練時間が大幅に減ったなどの内容だ。 韓国の首都圏を狙う北朝鮮の長距離ミサイルと放射砲に対応した韓国軍の戦力と訓練にも問題点があることが明らかになった。 特に核兵器と化学武器、生物学武器、10万人にのぼる特殊戦部隊を保有する北朝鮮軍に対し、韓国軍が自主的に十分な対処能力を備えるには、2012年を相当期間過ぎても難しいというのは常識に近い。 今回の共同声明でゲーツ米国防長官は戦作権転換後も韓国が自主防衛力を備えるまで補完戦力を提供することを約束した。 北朝鮮の核に対応したいわゆる「拡張抑止」を核の傘、在来兵力、ミサイル防御能力で具体化したのが主な内容だ。 この約束はまさに、戦作権転換後の韓国軍戦力の弱点に対する懸念を意識したものだ。