<インタビュー>打率3割・20本塁打・20盗塁達成の秋信守
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.06 08:37
米プロ野球(MLB)クリーブランド・インディアンズの秋信守(チュ・シンス、27)が打率3割に「20本塁打-20盗塁」の大記録を達成し、2009シーズンを終えた。秋信守は5日のシーズン最終戦(ボストン・レッドソックス戦)に出場せず、シーズンを終えた。
チーム内で最も多い156試合に出場し、打率3割(583打数175安打)・20本塁打・21盗塁・86打点をマーク、本塁打・打点・盗塁など攻撃主要部門でチーム最高を記録した。長打率4割8分9厘、出塁率3割9分4厘もチームで1位になった。
3割-20本塁打-20盗塁を達成した選手はアメリカンリーグとナショナルリーグを合わせて4人にすぎず、「20-20クラブ」入りはメジャーリーグに進出したアジア選手では初めてとなる。
秋信守は記者との電話で「来年は‘30本塁打-30盗塁’に挑戦する」と語った。シーズン終了後に行われたクリーブランド現地メディアとのインタビューおよび中央日報との電話の内容を整理した。
--アジア選手では初めて「20-20クラブ」入りした。
「周囲から激励と称賛を受け、自分も気持ちよかった。成績不振のため監督が最近やめたが、監督の支援がなければ容易ではなかった。有難い指導者の一人だ」
--最後の20本目のホームランが印象的だった。流し打ちして高さ11メートルのグリーンモンスター(フェンウェイパークのレフトフェンス)を越えた。
「シーズン前から、メジャーリーグで生き残るためには流し打ってどれほどホームランにできるかがカギだと考えていた。投手は打ちやすい球を投げてくれないので、球種とコースに関係なくオーバーフェンスする力が必要だ。最後のホームランは自分もうれしかった」
--シーズン中にヤマ場はあったか。
「前半戦に13本塁打を放った後、目標を20本に定めた。しかし時間がかなりかかった。ホームランを1本追加するのに、すなわち14号を放つのに1カ月以上(43日)かかった。15号も大変だった。20本塁打に近づくほど記録に対する執着がさらに強まり、引っ張ろうという意識が強くなった。デリック・シェルトン打撃コーチが『ボールを打つ時に頭が回り過ぎている。左翼側に打て』と助言してくれたが、これが大いに役立った」
--チーム内の地位も大きく上がった。来年の年俸が注目される。
「球団とエージェントがよく話し合うと考えている。完ぺきにチームの中心打者になることはできなかったが、その可能性を見せることはできたと思う。長期契約も、1年契約も、すべての可能性を開いておく予定だ」
--ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でスタートし、「20-20クラブ」で終わった2009年だった。
「WBC当時はひじのけが完治せず、自分も球団も苦心した。最終的に良い結果(準優勝)を出したし、後悔のない出場だったと思っている。来年は30-30に挑戦したい」
--来年は2010年広州アジア競技大会がある。金メダリストに兵役特例が与えられるが。
「まずは球団の許諾を受けなければならない。私も出場を望み、球団に要請した状態だ。まだ確答はない(秋信守は満27歳で、30歳になる2012年までに兵役を終えなければならない。韓国野球委員会は秋信守のWBC参加に対する補償として広州大会代表チーム選出を約束した状態)
--シーズン後の計画は。
「まずは家があるアリゾナに移動して家族に会う。休養を取った後、10月末または11月初めに韓国へ行く予定だ」
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