クール・ジャパンの現場を行く① 日本の大衆文化伝令使「カワイイ大使」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.28 10:22
カワイイ大使は日本政府が昨年発表した「クール・ジャパン」戦略のひとつだ。日本の外務省は世界的に大きな人気を得ている漫画、アニメ、ファッションなど、日本の大衆文化が外交にも大きな役割を果たせるとみている。米外交専門誌の「フォーリンポリシー」はこれについて「米国がハリウッド映画などのソフトパワーで世界に浸透したように、日本は「キュートパワー」で文化商品の世界化に乗り出している」と紹介した。
◆日本文化に拒否感のない若者たち=日本文化のキュートパワーは、漫画・アニメのキャラクター分野で最も目立つ。今年で発売から35周年となる「ハロー・キティ」は70カ国で毎年5万種類の新商品が登場するほど人気だ。マクドナルドのようなファストフード業界はハロー・キティ関連商品をマーケティングに利用する。ファッションブランドのクリスチャンディオール、スワロフスキーなどもキティキャラクターのアクセサリーを出している。ドラえもんやアンパンマンなども世界的なスターだ。外務省は2008年の1年間にタイ、香港、フランスなど65カ国を回り日本のアニメ上映会を行った。