【社説】李大統領の北核「一括妥結」構想を歓迎する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.22 10:41
ニューヨークを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領が北核問題の一括妥結構想を明らかにした。李大統領は日本時間で今日の未明、米国外交協会(CFR)などが共同主催した昼食会の演説で、北核プログラムの核心部分廃棄と対北安全保障・経済支援を交換する「一括妥結」を提案した。いわゆる「グランドバーゲン」(Grand Bargain)だ。適切なタイミングに出た適切な構想だと見る。この提案が北核問題の根本的解決していく一大転換点になるよう期待する。
李大統領が演説で明らかにしたとおり20年間北核問題は対話と緊張状態を往来し、進展と後退、遅延を繰り返してきた。核凍結に合意しては見返りを与え、北朝鮮がまたこれを破っては原点に戻る二の舞を演ずる過去のパターンから脱することができないことは明らかだ。バラク・オバマ米大統領が段階別に一つずつ取り交わす交渉はしないと強調したことも最大限切って売って利益を極大化する北朝鮮式「サラミ戦術」に篭絡されてきた過去の過ちをよく知っているからだろう。