世界５位の自動車メーカー、イタリアのフィアットグループのフィアットとアルファ・ロメオが韓国に進出する。

フィアットの輸入を進めているコスモスオートモビルはこのほど本社から「来月に韓国輸入会社を決定する」との通知を受けたと９日に明らかにした。コスモスオートモビルは韓国の輸入車専門家が作った会社で、船舶会社のコスモスシッピングとロッテグループの関連会社が出資している。同社は６月に事前契約をしており、先月からソウル・江南（カンナム）の島山（トサン）大路で来年上半期の竣工を目標に５階建て規模のフィアットビルディングを建てている。しかし今年５月にフィアットグループが米クライスラーの株式２０％を取得し変数が生まれた。クライスラーコリアがフィアットの国内輸入権を要請したりもした。

韓国に投入されるフィアットのモデルは欧州小型車の代名詞となる「５００」と「パンダ」、「グランドプント」など。またアルファ・ロメオは小型スポーツカーの「ＭｉＴｏ」と今月フランクフルトモーターショーでお目見えする「ミラノ」を販売する計画だ。「５００」は１９６０年代に人気を集めたモデルを復古風に再現した新車で、欧州と日本で人気だ。国内市販価格は３０００万ウォン台前半になるものとみられる。残る車種も４０００万ウォンだとなる見通しだ。

フィアットは９０年代に韓宝（ハンボ）グループで輸入販売を行っていたが、９７年に撤退した。


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