ＣＪエンターテイメントは２９日、１０００万観客を動員した映画「海雲台」の動画ファイルがインターネットに流出されたと明らかにした。
同社関係者は「ＤＶＤ級ではないが、一般のビデオカメラで撮ったより画質が良い」と話している。
これを受けて急いで一部ファイルを削除する作業をしたものの、すでに１０万件以上ダウンロードされていたことがわかった。
セキュリティ会社側は、ファイル共有サイト会社職員らの休日を狙って行われたものと見ている。ＣＪエンターテイメント関係者は、警察捜査を依頼する方針だ。
「海雲台」は２５日、中国のほか、米国と東南アジアなどで公開を控えていることから、海外市場進出に大きな打撃を受けるものと予想される。ＣＪエンターテイメント関係者は「動画が掲載されたサイトに削除を要請しているが、物理的な限界がある」とし「警察の捜査を通じて最初の流布者に強い刑事処罰を要求する」と話している。
警察はサイバー捜査隊を中心に不法流布者に対する捜査に取り掛かる予定だ。
映画「海雲台」を演出したユン・ジェギュン監督は「流出されれば広がるのは時間の問題。流出者を処罰しても解決しない」とし「海外市場が特に問題だ」とネチズンに協力を呼びかけた。