交通事故に遭った子どもの被害者には大人より多くの慰謝料を与えなければならないという判決が出た。この判決は交通事故だけではなく、遊園地のアトラクションの事故など各種子ども関連損害賠償請求訴訟にも影響を及ぼす見通しだ。
ソウル中央地方裁判所民事66単独イ・オクヒョン判事は交通事故で2年間治療を受けて死亡したキムAちゃん(事故当時4歳)の家族が加害車の保険会社を相手に起こした損害賠償請求訴訟で「治療費など3億ウォン以外に慰謝料1億ウォンを支給せよ」と原告一部勝訴判決を下したと10日、明らかにした。Aちゃんは2005年、往復2車線道路の端に駐車してあった親の車の近くで遊んでいたところ、通りがかった別な乗用車に轢かれた。重傷を負って入院治療を受けたAちゃんは、2007年死亡した。