【社説】開かれた光化門広場に市民意識の花を咲かせよう
光化門広場が1年3カ月間の工事の末、今日オープンする。朝鮮時代から600余年間、国の中枢的空間だったという点で光化門広場は隣近のソウル広場、清渓広場を超える意味を持つ。李舜臣(イ・スンシン)将軍銅像と噴水、ハッチマダン、歴史水路、そして10月のハングルの日に除幕される世宗大王像などをそろえた全体的な姿も相当苦労した気配がありありと見られる。何より車の洪水だった通りが市民の懐に戻ってきたというのがうれしい。
しかし光化門広場が真の国民の広場として役割を果たすためにはハードウェアの投資だけではだめだ。市民意識がバックにあればと国内外に誇れる大韓民国の象徴の広場として位置づくことができる。ソウル市は広場施設に対して「市民への思いやりと接近性の強化に焦点を置いた」と説明した。主要施設は障害者、老弱者も利用することができる「無障害空間」として設計した。便利性と接近性が高くなった分、利用者たちはそれにふさわしい高い市民意識を発揮しなければならない。毎晩のように飲酒や大声で歌を歌うなど、だらだらした雰囲気で座り込まれたら朝になるたびにごみ処理に忙しくなり、国の代表広場と言うことさえ恥ずかしくなるだろう。