主要科目は「100分授業」名門大探訪プログラムも鹿児島県は2006年「学力向上推進総合計画」を施行し、公立高2校を進学指導学校に指定した。その結果、加治木高校では2007年国・公立大に合格した高3生が前年度149人から184人に増えた。日比谷高校は2001年、進学指導重点学校に指定された後、教師裁量で数学と国語、英語など主要科目授業を休み時間なしに2コマ連続する「100分授業」を取り入れた。授業時間も文部科学省の週間標準授業時間(30時間)より多い35時間を教えている。2005年に10人を超えた東京大学合格者は2007年28人まで増えた。東京都立西高校も今年11人の卒業生を東京大学に進学させた。東京都が2005年以後に設立した小石川、両国など6つの中高一貫校(中高6年過程統合学校)も保護者たちの間で高い人気だ。授業料は私立高校より安く、教育水準が高いからだ。今春入試でこれらの高校の入学競争率は平均8.5対1を記録した。3対1ほどである私立高校の競争率を大きく上回ったのだ。