政府が25日に「下半期の経済運用方向」を発表し、今年の経済成長率をマイナス1.5%前後とする見通しを示した。4月に出した見通しのマイナス2%より0.5ポイント上方修正したもの。政府は上半期に前年同期比マイナス3.7%に落ち込んだ韓国経済が、下半期に0.5%のプラス成長に転じるものと予想した。底は打ったが下半期の回復はわずかということだ。
前四半期比では第1四半期の0.1%成長に続き、第2四半期が1.7%、第3四半期と第4四半期がそれぞれ1%ずつ成長すると見通しを示した。景気が力強く反騰する「V字型」は当面期待できそうにないとの診断だ。専門家らは、底が多少長引く「U字型」に近い回復を見せると予想している。これを受け政府は景気回復傾向が可視化するまで景気浮揚に重点を置いた拡張的政策基調を維持することにした。