討論・集会・インターネット広場に登場する言葉が低級化している。洗練された風刺やウィット、節度のある批判のような高品格言語は期待もできない。韓国語と韓国社会に対する最小限の基本礼儀はなければならないが、最近はこれさえも消えつつある。一部の逸脱ではなく‘全般的風土’に発展する兆しも表れ、深刻に憂慮される。
代表的なのが国家元首に対する悪口だ。ある漫画家は原州市(ウォンジュシ)の広報紙で「李明博XX奴、李明博犬OO」というメッセージを巧妙に伝えていた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の焼香所が設けられた大漢門(デハンムン)付近には「虐殺政権独裁政権殺人魔000は退け」という黒い垂れ幕が現れた。生命問題をむやみに言及するのも大きな問題だ。ある保守派のファンクラブ会長は「金大中(キム・デジュン)氏も盧前大統領のように自殺しろ」とホームページに載せた。あきれてしまう。