女優のキム・ユンジン、ナ・ムンヒがボーカルのレッスンを受けている。アルバムをリリースするわけでもないのに、いきなり何のためのボーカルのレッスンだろうか。答えは新しい映画のためだ。

２人は女性刑務所を背景にした作品「ハーモニー」（ＪＫフィルム、カン・テギュ監督）で、合唱団のメンバーに登場する。「ハーモニー」は、避けられない運命から刑務所に入った女性囚人らが歌を通じて一体感を感じ、挫折と絶望から抜け出すという内容のヒューマンドラマ。

劇中、殺人罪で刑務所に入ってきたキム・ユンジンは監獄で産むことになる子どもに歌を聞かせるため、合唱団に志願する。元音楽大教授のナ・ムンヒは夫を殺害した罪で死刑判決を言い渡されたが、合唱団を組織するリーダー役となる。

２人の女優は今月初めから、映画会社が紹介した歌の講師からボーカルと合唱のレッスンを受け、忙しい時間を送っているという。制作サイドは「劇中いろんな曲が披露される。特に白眉となるエンディングの曲は感動を与えるシーンになるため、俳優らが真面目にレッスンに臨んでいる」と伝えた。