10日付産経新聞が報じたところによると、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の三男で後継者に指名されたものとされる金正雲氏(キム・ジョンウン、26)が、同国の最高軍事指導機関である国防委員会の行政局に所属していることがわかった。
産経新聞は、金正雲氏が国防委に所属しているのは、後継準備を急ピッチで進めているためとみられる、という見方を示した。同紙は韓半島情勢に詳しい情報当局の調べで明らかになったとして「正雲氏が4月か5月ごろから行政局に勤めているが、任務は不明」とし「行政局は人民軍幹部の李明秀(イ・ミョンス、72)大将の配下にあたり、正雲氏がそこで指導者としての訓練を受けているようだ」と分析した。