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【コラム】金正雲の世襲、金総書記のときとは異なる

2009.06.05 10:39
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北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の三男、金正雲(キム・ジョンウン)氏を後継者に指名し、先月28日、海外公館に通報したことがわかった。

この情報が事実ならば、北朝鮮指導部が「3代世襲」を対外に公表し、後継の構築を本格化しようとしているものと考えられる。「指導者中心の唯一体制」を運営している北朝鮮で、指導者の健康と後継問題は北朝鮮政権と体制の運命にも直接つながるだけでなく、韓半島の情勢にも決定的な影響を及ぼす重要な要素として働くはずだ。

 
「金正雲氏への後継指名」が事実ならば、最近の長距離弾道ミサイルの発射や核実験など一連の危機ムードの醸成が、こうした北朝鮮内部の事情と関係なくないだろう。また金委員長の健康悪化による北朝鮮指導部の焦燥感も、相次いだ「危機ムードの醸成」として表出されているものとみられる。

北朝鮮の後継指名は「韓半島の半分の相続人」を決める重大な懸案である。総体的な体制の危機に陥っている北朝鮮で、3代世襲につながる後継構築は多くの難関に逢着するだろう。故金日成(キム・イルソン)主席から金総書記への後継指名が行われた1974年は、北朝鮮の経済事情が良いほうで、金主席も健在していた。

しかし現在は金総書記の健康がよくなく、「先軍(軍事優先)政治」によって軍部の影響力も大きく拡大された。何よりも金正日委員長の健康が悪化した後、北朝鮮の政策決定システムに異常な兆しが表れているという点に注目しなければいけない。南北(韓国・北朝鮮)関係で「全面対決」を宣言するなど危機感を高め、国際社会に向かってもミサイル発射や核実験などで強硬策を相次いで取っている。

北朝鮮のこうした強硬策が金正雲の後継指名に関係しているという仮設の下、綿密に観察し、備えねばならないだろう。金委員長の重病説が浮上した後、韓国をはじめ国際社会の関心は北朝鮮の「急変事態」の可能性に焦点があてられた。北朝鮮指導部が「金正雲への後継指名」を表面化しているのは、指導者の死去をそのまま「政権と体制の崩壊」に結び付けようとする国際社会の「誤った認識」を正すレベルからも考えることができる。

権力の急激な移動や権力闘争の可能性などを意識し、後継構築を先送りしてきた北朝鮮指導部が、金正雲氏を後継者に指名したのは「金委員長の健康悪化にともなう急変事態」という説の再浮上などを防ぐための措置とみられる。北朝鮮指導部は後継を早期に表面化し、突然な健康悪化や死去に備えることで、金総書記以降の北朝鮮が「大きな混乱なく維持できる」という確信を世界に伝えようとしているのでは、と思われる。

北朝鮮内部では金亨禝(キム・ヒョンジク)-金日成-金正日につながる3代を「万景台(マンキョンデ)の3代偉人」と呼び、家系の偶像化を持続的に進めてきたため、3代世襲を「慣習憲法」のように受け入れるだろう。しかし金正日政権が経済危機の深刻化と国際社会との対立を解消できないまま、後継者に耐えがたい宿題を譲る場合、後継体制は正当性と効率性の危機に直面することになる。

健康悪化以降、金委員長が早急になっているのも後継構築に向けた地ならしレベルの「速度戦」ではないかと思われる。3代世襲への否定的な見解を払拭させ、安定した後継体制を構築するためには、西側との大妥協を通した経済再建が肝要な課題となってくる。しかし順調に進まない場合、核保有国の地位を後継者に譲り、政権の維持と体制の守護に全力を尽くすことになるだろう。

韓国もそろそろ金正日政権に真っ向から取り組むレベルを超え、後継体制を構築する過程で発生する多様なシナリオに対しても、多角的な対策を打ち立てなければならない。

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