兪泰烈（ユ・テヨル）大田（テジョン）警察庁長官は１７日、「今後、大田地域で全国民主労働組合総連盟（民主労総）が主催するすべての集会を全面禁止する」と述べた。

兪長官は「民主労総６０００人余りが１６日の大田集会で５メートルの‘竹槍’１０００本で武装し、無差別に暴力を行使した」と説明した。

警察庁によると、デモに‘竹槍’が登場したのは０６年の平沢（ピョンテク）米国基地移転反対デモ、韓米自由貿易協定（ＦＴＡ）反対デモ以来。

民主労総の組合員およそ６０００人は１６日午後、政府大田庁舎南門広場で故パク・ジョンテさん（貨物連帯光州支部会長）の追悼集会に参加した後、中里洞（ジュンリドン）交差点から中央病院までの１．５キロ区間を行進した。さらに事前申告していない区間での行進を強行し、これを阻止する警察と衝突した。

兪長官は「民主労総組合員は竹の先を地面にたたきつけて割った後、それを警察官に向けて振り回した。警察１０４人が負傷した」と述べた。

警察は現場で４５７人を連行し、主導者に対しては逮捕令状を請求し、集会主催側に損害賠償を請求する方針だ。

民主労総は「平和集会を封じた後、不法に追い込んだのは警察だ」と主張した。