【連載】李御寧の韓国人の話<1>誕生の秘密②「スッスギ」は宇宙人でない
『若さの誕生』の講演が終わると、本を持った聴衆がサインを求めて集まってきた。 ほとんど機械的にサインをしていたが、突然「‘スッスギ’と書いてください」と話す女性がいた。 驚いた表情をすると、「私の子どもに贈ろうと思って」と話した。 ‘君’と書くべきか、‘嬢’と書くべきか分からなかったので尋ねてみた。 「女の子ですか、男の子ですか」。するとその女性は「まだ分かりません」と答えた。 そう聞いてから私はその女性のお腹が膨らんでいるのに気づき、そばにもうすぐ父親になる若者が立っているのを見た。 「スッスギ」は胎名だったのだ。