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【連載】李御寧の韓国人の話<1>誕生の秘密①山火事とビショップ

2009.04.08 16:39
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山火事が発生すれば弱肉強食のジャングルの法則が崩れる。 大きな獣も小さな獣も普段の関係から抜け出し、すべて同じ方向へ生きる道を求めて突っ走る。 危機の一瞬がジャングルの平和をもたらすのだ。

生物学者らはこうも話す。 単細胞の鞭毛虫であるクラミドモナスは雄雌の区別なく細胞分裂で繁殖する。 しかし環境が変わり窒素のようなものが足りなくなれば、2つに分かれた体がまた一つになるという。 危機に対処するこうした能力のため、クラミドモナスは発生生物学や遺伝学のモデル生物としてよく利用される。 われわれは平均3年に1度ずつ難を経験してきた民族だ。 国難の山火事が発生する度にわれわれは一方向に走り、環境が厳しくなればクラミドモナスのように一つになった。 しかし官と民が、階層と分派がお互い憎悪して分裂し、国を失う失郷民になったこともある。

 
英国の地理学者であり旅行作家で、旧韓末に世界各所を探査したイサベラ・ビショップ(1831-1904)は韓国をこのように書いた。 「韓国にいる時、私は韓国人がこの世界で最も劣等な民族ではないかと疑ったことがある。 そして彼らの状況を見て可能性がないと感じたりもした」。 しかしすぐに彼女はロシアの自治区プリモルスキーに移住した朝鮮の人たちを見て、こうした考えが間違っていたことを率直に告白する。

「同じ韓国人なのに政府の干渉を離れて自治的に村を運営していくこの地域の移住民は違った。 清潔で活気にあふれ、一様に豊かな生活をしていた。 故国の男性に見られる独特の力ない姿も見られなかった。 疑心と怠惰と役立たない自負心、そして自分よりも上の人に対する奴隷根性は、いつの間にか主体性と独立心に変わり、非常に堂々とした強い男に変わっていた」

普段から危機に強い民族、人にしてもらうより自分でするときに興味をがわく韓国人の気質を、早くから彼女は韓国の難民を通じて看破したのだ。 どの民族よりも勤勉で優秀な性分を持つ人たちに変わっている韓国人の姿を眺めながらビショップ女史はこのように希望の話で結論を結ぶ。 「故国で生きている韓国の人たちも正直な政府の下で自分たちの生計が保護されれば、真の市民に発展できるはずだ」

今日の韓国はどうか。 いま世界市場のジャングルは燃えている。 その火は韓国に向けて広がり、北朝鮮はロケットを発射して火が出たところを煽っている。 ところがわれわれはどこに向かって走っているのか。 Pリスト、Jリスト、Kリスト…。 限りないブラックリストの行列の中で私たちの胸はさらに暗たんする。 100年が過ぎたにもかかわらず、ビショップ女史が話した「正直な政府」そして「真の市民の発展」はまだ遠いところからのぞいているのだろうか。

しかし目を向ければ世界の舞台で燃え上がるもう一つの花火が見える。 WBCのダイヤモンドで走る韓国の野球選手が、世界フィギュア選手権のアイスリンクで舞うキム・ヨナが、そして一つの心で熱狂するすべての韓国人の顔が見える。 一緒に叫び、一緒に感動の涙を拭う。

そしてミサイルでなくサッカーボールを置いて南北の若者たちが対決する芝生から「テーハンミング(大韓民国)」を叫ぶ若者たちの雄壮な声が聞こえる。 ビショップを驚かせたプリモルスキーの難民の遺伝子が、どこかで干からびず私たちの血の中を流れているのがはっきりと見える。 だが、申し訳ない。 100年前の異邦のある女性の視点で韓国人の話を始める私のことを許してくれることを願う。

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