【取材日記】「衛星は回っている」集団催眠にかかる平壌
「衛星は地球を回っている。5日に宇宙に打ち上げられた光明星(クァンミョンソン)2号はいまこの時間に衛星軌道を回っている」。
少なくとも平壌(ピョンヤン)ではこれが真実だ。朝鮮中央テレビと労働新聞など北朝鮮の官営メディアは打ち上げから4日目の8日夜も「衛星の成功的打ち上げ」を繰り返し報道した。衛星管制総合指揮所で現場を見守った金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は大満足だったという。金委員長がいたその場に「爆風のような万歳の声がわき上がり場内を震撼させた」という報道も続いた。