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<フィギュア>潜んでいた6.7点を見つけた…キム・ヨナ、世界新の秘密

2009.02.06 08:55
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「潜んでいた6.7点を見つけた」

 
金妍児(キム・ヨナ)が「死の舞踏」でのジャンプとスピンなど技術点で最高レベルを取った場合に可能な基本点は35.5点だ。しかし金妍児はここで42.20点をたたき出した。高い加算点のおかげだ。フィギュアスケートの採点は技術点と芸術点で構成される。芸術点では他の大会平均と同水準の30.04点を取った金妍児が世界記録を達成したのは技術点での6.7点が大きかった。

正確なエッジと回転数のおかげで金妍児のジャンプ点はいつも高かった。トリプルアクセルのように新しいジャンプを試さない限り、ジャンプで点数を追加するのは難しかった。他の要素での跳躍が必要だった。金妍児は2年前の世界選手権で最高点を取ったプログラム「エル・タンゴ・ド・ロクサーヌ」に答えを見出した。

今シーズンのプログラム「死の舞踏」は順序が違うだけでプログラムの構成要素はそのときと同じだ。2年前に金妍児はスピン3回のうち2回でレベル4を獲得した。今回はレベルスピンが3回に増えた。またすべての要素で1回もミスがなくすべて加算点を取った。

こうした結果は金妍児の特性を正確に把握しトレーニングさせたブライアン・オーサーコーチ、そしてつらいトレーニングに耐え抜いた金妍児の忍耐が生んだものだ。この日のショートプログラムはそうした努力をそのまま示した。シットスピンでは姿勢が明らかに低くなった。

シットスピンは尻が少し上がっても減点となりかねず、通常ではレベル4は取りにくい。2年前の記録でも金妍児はシットスピンでレベル3だった。

レイバックスピンではすばやく背をそらし回転するのに成功した。回転が早くなったため同じ時間で多くの回転数を記録することができた。スピンレベルが上がったのは当然だった。ジュニア時代に金妍児を教えたシン・ヘスクコーチは、「回転軸もよく、この程度までレベルを引き上げるには相当な練習時間を投資しただろう」と話している。

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