【社説】ポータルのプライバシー侵害、どこまで進むのか
ポータルによるプライバシー侵害が次第に深刻になっている。 誹謗・中傷やわいせつな掲載物をきちんと管理せず社会的な物議をかもしたポータル企業が、最近では肖像権の侵害という批判を自ら招いている。 19日に始まったダウム地図検索サービスが代表的な例だ。 「ロードビュー」というこのサービスは、検索欄に地名を入力すれば、その場所や建物はもちろん、周辺道路まで写真で見せてくれる。 解像度が高く、自動車番号版まで識別できるほどだ。
問題は一般市民がプライバシーを侵害されるという点にある。 蚕室(チャムシル)オリンピック公園一帯を撮影した写真に恋人同士の愛情行為場面が含まれているなど、サイトのあちこちにさまざまな熱い写真が散在している。 にもかかわらずダウム側は「人の顔をモザイク処理しているため肖像権には問題がない」と主張している。