【社説】儀礼的なものになってしまった「洛東江水源汚染」巡る騒ぎ
飲料水向け水源の洛東江(ナクドンガン)を有害な物質から保護できる抜本的な対策づくりが急がれる。各種の毒物の流入による水質汚染がほぼ儀礼的なものとして毎年繰り返されているものの、臨時の策により住民の苦痛が絶えずにいるからだ。
06年7月には有害物質の過塩素酸塩(perchlorate)が検出され、嶺南(ヨンナム・慶尚道)地域の住民が被害を受けており、昨年3月にはコーロン油化金泉(キムチョン)工場からフェノールが流入し大騒ぎとなった。今月12日以降は慶尚北道漆谷郡倭館(キョンサンブクド・チルゴクグン・ウェグァン)鉄橋付近など各地で基準量を超えるジオキサンが検出され、大邱市(テグシ)が給水を制限している。