電力生産と周波数の変動が不規則な新再生エネルギーの保存および電力の品質改善のため、二次電池の重要性が注目されている。 特に最近、世界的に石油市場に対する不安感が高まっているうえ、国際社会の温室効果ガス排出低減努力が増大し、次世代二次電池にすべての産業界が関心を向けている。

二次電池を搭載したハイブリッド自動車（ＨＥＶ）は、従来の内燃機関車両に比べ、燃費が画期的に改善されている。 化石燃料の使用量と温室効果ガスの排出量を３０％以上減らせる未来型自動車として、米国・ヨーロッパなどの先進国で普及を積極的に推進している。 ＨＥＶの次世代走者としてプラグインハイブリッド自動車（ＰＨＥＶ）と電気自動車（ＥＶ）は社会・経済・環境に及ぼす波及効果がＨＥＶよりはるかに大きいため、商用化のための研究開発が先進国を中心に活発に行われている。

すなわち、未来清浄エネルギーと移動手段は、新再生エネルギーと電気自動車の結合を前提としている。 新再生エネルギーのエネルギー保存装置だけでなく、電気自動車の動力源として使われる二次電池は未来産業の核心分野となる。 ハイブリッド車は日本のトヨタとホンダが関連技術を主導し、世界市場の８５％以上を占めている。 ハイブリッド車に使われる二次電池はニッケル－水素電池で、ほとんど日本企業が作っている。

トヨタなど日本企業はは０８年からハイブリッド車にリチウム二次電池を搭載すると発表したが、安全性などの問題で販売を延期している状態だ。 現代（ヒョンデ）自動車がリチウム二次電池を搭載したハイブリッド車の０９年量産計画を発表し、世界自動車業界も本格的なリチウム二次電池の競争時代に入ると予想される。

国内最大リチウム二次電池製造業者の三星（サムスン）ＳＤＩは０８年、独ボッシュ社とジョイントベンチャー社ＳＢリモーティブを設立し、自動車用二次電池市場に本格的に参入したが、まだ開発パートナーがなく、市場参入時期は競合他社より遅れる見込みだ。 ＩＴ産業とモバイル時代が開かれた背景には、軽くて携帯しやすいリチウム二次電池の商業化があった。


「バッテリー技術」でリードする日本…韓国が追撃（２）