これは家族がいないため、独り暮らしをしている高齢者の数だ。韓国国内の65歳以上の5人に2人(19%)は独り暮らしをしている。2007年に88万人だった独り暮らしの高齢者の数がさらに10万人増えた。
統計庁は独り暮らしの高齢者の数が2010年には102万人、2020年には151万人にまで急増すると展望している。身体が不自由だが面倒を見る家族がいないため、常に転倒などの危険にさらされている。これよりももっと大きな問題は貧困だ。韓国政府が調査した独り暮しの高齢者の月平均所得は26万6000ウォン(約18700円)。韓国全体の高齢者の平均所得48万6000ウォン(約3万4000円)の約半分の水準だ。