ビッグ3破産後に離合集散すれば…トヨタが恐れるシナリオ(2)
もうひとつはエンジニアの誠意が足りません。感性品質が落ちるという点です。コストを下げるため仕方ないと言い訳もできますが、それはどのメーカーも同様です。現代自動車の「ジェネシス」は後輪駆動ですが後部座席が相対的に広いです。床部分に飛び出していたものを研究員が心を込めて最大限下げたのです。
こうした中、ビッグスリーの可能性が見える車もあります。昨年出てきたキャデラックとリンカーン「MKS」がそれです。よい商品性が顧客を取り戻すという自省の中から出てきた車です。自動車産業のサイクルは繰り返されます。20年前までトヨタが世界1位になると予想した人はいませんでした。