犯罪心理学者たちは「経済危機のとき、連鎖殺人などの凶悪犯罪が起きる可能性が高い。経済が貧しいほど孤立したまま社会に対する復讐心を膨らませる人が出ないよう、関心を傾けなければならない」と明らかにした。国内代表的な犯罪心理学者であるクァク・デギョン(東国大)、イ・スジョン(京畿大)、イ・ユンホ(東国大)、ピョ・チャンウォン(警察隊)、ホン・ソンヨル(江原大)教授と韓国初のプロファイラー、ソウル地方警察庁クォン・イルヨン警衛に多数殺人の特性と予防策を尋ねた結果だ。
専門家たちはまず経済危機が凶悪犯罪を拡散させることができると警告した。二極化による相対的剥奪感が他人に向けた極端的な暴力として表出することがあるというのだ。イ・ユンホ教授は「IMF通貨危機時は誰もが大変だったが、金(きん)集めで心がひとつになった。今は二極化が深くなって相対的剥奪感がもっと大きくなった」と診断した。