１０日間のデパート送年定期セールの売り上げが増えた。

ロッテ百貨店は先月２８日から７日まで行ったセールの売上高が前年比３．１％増加したと８日、明らかにした。 現代（ヒョンデ）百貨店は４．５％増、新世界（シンセゲ）百貨店は５．７％増、ギャラリア百貨店は６．４増となった。

しかしこうした売上高伸び率は昨年の送年セールのおよそ半分にすぎない。 昨年の場合、ロッテ百貨店は前年比５．７％増だった。 現代（９．０％増）と新世界（９．９％増）も同じだった。

にもかかわらず最近の景気沈滞を勘案すれば、今回の送年セールは善戦したと、流通業界は分析している。 統計庁が発表した小売り販売額動向によると、９月のデパートの売上高は前年比１．３％減少し、１０月は１．６％増にとどまるなど、消費が冷え込んでいたからだ。売上高の半分を占める衣類は停滞したが、海外ブランド品・化粧品・雑貨・食品分野の売り上げが増えた。

ロッテ百貨店の関係者は「超特価商品を数多く配置し、セール序盤に顧客が集中した。 日本人を中心に外国人の購入も増えた」と説明した。 現代百貨店の関係者は「ウォン安のため海外旅行を控えている消費者が国内でブランド品や化粧品を購入したのも影響している」と分析した。

新世界百貨店の関係者は「食品の売り上げが増加（７．７％）したのは、外食を減らして家庭で食事をしているということ。 セールの成功で消費が回復に向かっていると判断するのはまだ早い」と語った。