今、経済危機が国民の生計と国の将来を危うくしている。国民と国家が危険に陥ったとすれば、戦争状況と変わらない。戦時には戦時体制を備え、それに応じた悲壮な覚悟と非常対策で取り組まなければならない。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は昨今の経済危機を「前代未聞の危機」だとした。それなら、前代未聞の悲壮な覚悟と対策で危機に対処すべきではなかろうか。しかし現政権は大統領の危機意識とはあまりにもかけ離れている。悲壮な覚悟も非常対策も見えない。日ごろの政府体制と取り組み方から抜け出せずにいる。絶体絶命の危機状況でも、各省庁の利己主義と無責任な「保身主義」が横行し、政策の不協和音と責任の転嫁が乱舞する。政界は国と国民の安危など気にしないまま、政略を掲げた政争から脱却できずにいる。