盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の側近の多くが検察の捜査を受けている。政権交代後、権力の周辺に寄生していた勢力の違法行為と不正が捜査につながる悪循環がまたも繰り返されているのだ。元ジェピロスゴルフ場代表のチョン・ファサム、泰光(テグァン)実業会長の朴淵次(パク・ヨンチャ)、元農協会長の鄭大根(チョン・テグン)、盧前大統領の実兄盧建平(ノ・コンピョン)氏らが登場する。政治家ら数人の名前も挙がっている。
典型的な「権力が介入した不正事件」の姿を備えている。道徳性と改革を掲げていた前政権の周辺に「不正の悪臭」が立ち込めているのだ。盧武鉉政権の主要人物らは「‘参加政府(盧武鉉政権のこと)’とは無関係な事件だ。‘側近’と呼ぶな」と、距離を置こうとする。大金の政治寄付金を渡し、随時会って友情を確認する間柄が側近でなければ、何だというのか。また、同事件の主要人物である建平氏の役割と立場はどう説明できるのか。