国内民間団体による「金正日独裁打倒」チラシの対北散布が南北関係の雷管といわれるようになった。北朝鮮はチラシ散布が続く場合、南北関係の全面遮断と軍部の断固たる行動が後に続くと警告した。政府はチラシの散布が相互誹謗中止の“南北合意精神”にそぐわないが、これを止めさせる名分や法的根拠がないと顔をしかめている。一方、民間団体は継続して今後も撤いていくという方針だ。開城工団中止などの事態も起こることがある局面であり、賢い対応策が要求される。
脱北者や拉致被害者家族などで構成された民間団体がチラシを北朝鮮に送る切迫した心情は十分に理解できる。彼らが数十年間経験してきた苦痛を考えれば、それ以上の行為もできるだろう。その意味で北朝鮮の住民たちに真実を知らせることも意味があると思う。しかし現実的に南北関係で最も重要なことは、分断の平和的管理だ。南北が開城工団や金剛山観光に合意したことや我々の対北支援はこうした目標のためのものだ。