全世界がお金のことで大騒ぎだ。米国も、ヨーロッパも、日本も例外ない。韓国は言うまでもない。では中国はどうだろうか。
この話をする前にいくつかの事例からみてみよう。北京五輪で中国は鼻高々だったのが、一瞬にしてへし折れた。メラミン粉ミルクのせいである。その飛び火は全世界に飛んだ。中国はメラミンをかばおうと「神舟7号」を動員した。失敗だった。五輪も、宇宙ショーも粉ミルクの前でなすすべがなかった。中国でさえ溜息がこぼれた。ある評論家は「中国には鳥巣(五輪主競技場の別称)はあるが、粉ミルクはない」という見出しでコラムを書いた。鳥巣のような大きなことは上手だが、ディテールには弱いという主張だ。