軍隊に、相談を通じた心理分析を行ったり、全般的な福祉環境を作れるよう社会福祉専門家を配置する必要がある。いまの臨床相談士や基本権相談官、あるいは社会福祉兵科形態の任意的運用形態と異なり、実定法改正を通じて社会福祉士配置を法制化すべきということだ。これを通じた将兵の士気向上は葛藤を防止し安定的な軍生活を牽引できる。国防力の向上と国力増進のきっかけになるのだ。
軍内での性的虐待を含む加虐的暴行事件はいまやニュースにもならない。下級兵に便器の汚物を食べさせるという蛮行的事例もあった。銃器事故も茶飯事だ。毎年軍隊で発生する死亡件数は100件を超える。昨年だけでも124人が死亡し、このうち軍生活での苦痛に耐えられず自ら命を絶った将兵の数は半分を超える64人に達する。