空軍士官学校4年の生徒が「F-15Kは殺人機械」という内容の文と「共産党宣言」を個人のホームページに掲載した。生徒の充員と教育の課程に大きな穴をあけられたのだ。どのようにして、こうした反軍、親共(共産党寄り)の考え方をする人が士官学校の生徒に堂々と選抜されたのか納得いかない。たとえそうした考え方をしていたとしても、4年の教育を通じて当然自分の思想が誤っていることに気付かなければならなかった。そうした点から士官学校の教育にも大きな問題点があることがあらわになった。
空軍側は「この生徒が左派の考えを示したことがなく、把握することができなかった」と釈明した。しかし今回の事件はこうした具合で適当に済ませられる懸案ではない。士官学校生は誰よりも国家意識の徹底を図らねばならない。彼らに国家の守護を任せるはずだからだ。F-15Kが殺人機械だという考え方をするならば、いかにして国と国民を守ることができようか。万が一、問題の生徒が操縦士になったとすれば、1機当たり1000億ウォン(約100億円)のF-15Kでどんなことをするか分からない。共産党宣言を個人のホームページに掲載したということだが、こうした操縦士に戦闘機を任せることができるだろうか。