<ニュース分析>北朝鮮、空対艦ミサイル発射はなぜ?
北朝鮮が7日に黄海上で短距離ミサイル2発を発射した。今回のミサイル発射は、北朝鮮の核検証をめぐりクリストファー・ヒル米国務次官補が受けた北朝鮮の提案に対する米国の判断を控えた微妙な時期に行われた‘控えめな武力示威’ではないかとの分析が出ている。
東国(トングク)大学のキム・ヨンヒョン教授は、「核協議で自国の意志を貫徹させようという対米圧迫の意図が含まれているとみられる」と指摘した。南北関係でも金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の健康異常が提起されているのに対応したミサイル発射で、‘強盛大国’の正常な統治を誇示しようとする意図もうかがえる。特に7日は釜山沿岸で韓国海軍のイージス級駆逐艦が大挙して参加する海軍観艦式が行われており、この日に合わせて空対艦ミサイルを発射し、‘力には力で’というメッセージを伝えたとの分析も出ている。