北朝鮮が7日、黄海上でミサイル2発を発射したことが確認された。
軍消息筋は7日、「北朝鮮がきょう昼に黄海の西韓湾(ソハンマン)付近の上空から、空対艦ミサイルと推定されるミサイルを試験発射したものと認識している」と伝えた。北朝鮮はこれまで地対地、あるいは地対艦ミサイルの試験発射を主にしており、空対艦ミサイルの発射実験ほとんどしていなかった。
同消息筋によると、北朝鮮が発射した空対艦ミサイルは海軍が使用していた艦対艦ミサイルのスティックスミサイルを航空機から発射できるよう改造したものという。北朝鮮はこの日、空対艦ミサイルに改造したスティックスミサイルを、旧ソ連製イリューシン28爆撃機から発射したものとみられる。北朝鮮が過去に旧ソ連から導入したスティックスミサイルは射程距離46キロメートルで、北朝鮮の艦艇に装備されている。