盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が退任から約7カ月後に上京し、いろんな言葉を吐いた。2007年10月4日の南北(韓国・北朝鮮)首脳会談第1周年行事で、現政権の北朝鮮関連政策と対米政策、対共捜査(北朝鮮から派遣された工作員などへの捜査)――などを非難した。▽北朝鮮の核開発▽韓国戦争(1950-53年)の性格▽民衆の歴史観--などについては進歩的な認識を打ち明けた。これに先立ち盧前大統領はインターネット上に「民主主義2.0」というサイトを作り、「言葉の政治」を開始した。
元大統領は5年間にわたり国家の運命を操舵した国家の元老である。元国家元首の言行は、国家の安寧と発展を図る「余生の奉仕」でなければならない。韓国の「元大統領文化」はこれまでソウル延喜洞(ヨンヒドン、全斗煥元大統領の自宅がある町)、上道洞(サンドドン、金泳三元大統領の自宅がある町)、東橋洞(トンギョドン、金大中元大統領の自宅)、そして監獄に閉じ込められてきた。このため盧前大統領が帰郷して環境、農村の開発、青少年運動を展開したいと明らかにした当時、国民は新たな文化を期待した。