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原油価格は下がるのに為替レートは急騰

2008.08.19 08:29
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7日(取引日ベース)、ドルに対するウォンが続落し、1050ウォン(約100円)台に突入した。

原油価格の下落が、国内の物価上昇傾向に歯止めをかけるとみられていたが、為替レートの上昇でそうした期待感も弱まっている。

 
18日のソウル外国為替市場で、ウォンの対ドル相場は前日比5.40ウォン安の1ドル=1046.9ウォンで取り引きを終えた。これは先月4日(1050.4ウォン)以来の最高値となる。

為替レートは、先月7日、為替当局が市場介入を公表した後、1000~1020ウォンと安定傾向を見せていた。しかし最近、米ドルが強くなり、ウォンの対ドル相場は急落に転じた状況だ。

外換(ウェファン)銀行のキム・ドゥヒョン次長は「この日のウォンの対ドル相場は、各輸出会社がドル売りを着実に実施したため上昇幅が制限されたものの、終わりごろ資産運用会社が積極的なドル買いに出て上昇幅が拡大された」とし「為替当局の介入がない限り、ウォンの対ドル相場は間もなく1050ウォン台を突破するだろう」という見方を示した。

原油価格の下落幅が為替レートの上昇幅を大きく上回るものの、物価には大きなプラスにならないかもしれない。原油価格よりは為替レートが国内の輸入物価に及ぼす影響の方がより大きいためだ。

中央銀行の韓国銀行関係者は「原油価格の変動は加重値(17%)しか輸出入物価に影響を及ぼさないが、為替レートの増減は物価に100%影響を及ぼす」と話している。

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