金剛山(クムガンサン)観光客パク・ワンジャさんが北朝鮮軍の銃撃で死亡してから9日が経った。北側は「南側が謝罪せよ」という居直った反発の文だけを公表した。謝罪どころか韓国真相調査団の北朝鮮入国を基本的に拒否している。現代峨山の尹万俊(ユン・マンジュン)社長を通じて、真実なのか操作なのか不明瞭な解明で踏みつぶす姿勢だ。“十年で江山も変わる”というが、北側の態度は1999年のミン・ヨンミさん抑留事件のときと比べて少しも変わっていない。自分に有利な言葉だけ繰り返しながら国際的な常識と人道主義の原則には目をつぶるという点だ。
北側の強引さと横柄な態度が続くと国内外専門家の間では“偶発的な事件”ではなく“軍部の意図的挑発”に注目する雰囲気だ。このままでは北朝鮮指導部の変身の可能性にはかない希望をかけた韓国の世論は背を向けることになる。現代峨山とは取り引きし、韓国政府とは話し合わないという「通民封官」を新たな対南政策とするというのか。北側は政治的な理由でパクさんを身代わりにしたという誤解を避けるためにも真相調査に協調しなければならない。