トランプ氏再選なら北朝鮮の核を容認? 元・現当局者が首を横に振る理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.29 14:04
米大統領選挙に向けた共和党の候補者選びで相次いで勝利しているトランプ前大統領を誰よりも応援する人物は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長だ。トランプ政権1期目に「美しい手紙」を交わしながらブロマンスを築いたトランプ氏の帰還は、金正恩委員長にとって機会の入り口となる可能性があるからだ。トランプ氏は金正恩委員長が核を凍結するだけで制裁を緩和するという報道(昨年12月、ポリティコ)や「トランプ氏が(安保)費用を減らすため北朝鮮を核保有国と容認する可能性がある」という見方(16日、ビクター・チャ米戦略国際問題研究所韓国部長)は、金正恩委員長の希望と韓国国民の不安を同時に高める。
しかし反論も少なくない。トランプ政権1期目の朝米交渉過程をよく知る元・現職当局者の証言に基づいて当時の状況を振り返ると、こうした悲観的なシナリオばかりが存在するわけではない。