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【コラム】人口・所得・金利ともに停滞する時がくる=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.02 09:01
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◆人口の減少が最大のゼロモメンタム

さらに大きな問題は人口、その中でも生産可能人口モメンタムが消える問題だ。実質的な生産可能年齢の25-64歳の人口は今年から増加傾向が止まるが、2024年から本格的に減少する。10年間に310万人ほど減少し、その後の10年間にも400万人ほど減少する。

 
過去30年間に1000万人増加したが、今後30年間に1000万人減少する。モメンタムがしばらくゼロになった後、マイナスに転じるということだ。1トン自動車が壁にぶつかるのではなく、同じ速度で向こうから走ってくる1トン自動車と衝突する格好だ。

これほどのモメンタムの変化なら、経済のあらゆる分野に影響を与える。個人所得、消費市場、住宅市場に影響を及ぼす。25歳から64歳の年齢層が主に金を稼いで消費し、家を購入するからだ。今後の人口の推移は、我々がゼロモメンタム社会を脱出するのに困難をもたらすろう。一種の基礎疾患のようになる。

3つのモメンタムがほぼ同時に消えるというのは、経済が受ける衝撃も大きいということを意味する。問題は新型コロナの影響でモメンタムが消える時間が短くなり、衝撃を吸収する余裕を与えない点だ。自動車が衝突してモメンタムが消えながら運動量が衝撃量に変わる時、瞬間の速度変化が衝撃の大きさに影響を与える。鉄の壁に衝突する時は速度が瞬間的にゼロになるが、スポンジに衝突すれば速度がゼロになるまで時間が少し長い。それでスポンジに衝突すれば衝撃は小さい。経済も対応する時間的な余裕がある場合は衝撃が少ないが、その余裕がない場合は受ける衝撃が大きい。

新型コロナで我々は金利・所得・人口の3つの要因が同時にスポンジでなくコンクリートの壁に衝突するということだ。この状況認識が重要だ。

これに対応する容易な道は財政支出だが、財政支出も基軸通貨国ではない場合は問題になる。信用度が低い企業の負債比率が高まれば疑心が強まるのと同じだ。幸い、我々には資産が蓄積されていて、第4次産業革命という技術変化が世の中を変えている。変わる世の中は少なくとも機会は与えてくれる。蓄積された資金をここに流れるようにして変化を図らなければいけない。これだけがゼロモメンタムを克服できる道だ。当局はこの道に進む障害物を片づける役割をする必要がある。

◆革新に向かってこそ韓国経済の無気力から脱出

規制改革はなぜ必要なのか。ピーター・ドラッカーが『見えざる革命(The Unseen Revolution)』(1976)でその理由を示した。ドラッカーは年金社会を例に挙げた。年金社会になれば、資金を安全に運用しなければならない受託者の義務のため、蓄積された資産が革新的なところではなく安全なところに流れることを警告した。このため義務的にベンチャーのような革新企業に一定比率を投資すべきだと主張した。

韓国の国民年金も非上場企業への投資を増やすのがよい。4年後には積立金が1000兆ウォン(約90兆円)に達するため、5%を投資しても50兆ウォンになる。当初、国民年金の株式比率を高めようする時、そして代替資産の比率の拡大にも反対が多かったが、増やした後の成果は悪くない。革新企業への投資は年金の収益だけでなく社会の付加価値も高める。

資金の通路があっても事業の通路がふさがれば資産バブルを引き起こす。会社の成長潜在性が落ちるためだ。新しい酒は新しい革袋に盛れという言葉があるように、一つや二つの規制解除ではなく、新しい時代に合う規制体系全般を考慮する必要がある。お金はないが効率的な規制システムを持つことは、お金がありながらも非効率的な規制システムを持つことよりもよい。政府のニューディール政策は規制に対する全般的な体系変化があってこそ効果を高めることができる。

キム・ギョンロク/未来アセット引退研究所長

【コラム】人口・所得・金利ともに停滞する時がくる=韓国(1)

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