「ゴルフにも韓流といいましょうか。

日本人から『韓国選手らが強いわけは？』という質問をたくさん受けました。 受けるほど、言葉一言にも神経を使わなくてはと感じています」－－。

日本プロゴルフツアーで５年目を迎えるホ・ソクホ（３２）は、特有のやさしい微笑を浮かべながら話した。先月初のメジャー大会である日本ＰＧＡ選手権に続き、５日に幕を閉じたＪＣＢ仙台クラシックを席巻し、すでに２勝をおさめた。

７日に帰国し、休暇中の彼に９日、会った。

－－２００２年日本ＰＧＡ選手権に初めて出場し３位、翌年には２位に上がった。昨年の優勝に続き、今年もチャンピオンとなった。

「コースも毎年変わるのに、ＰＧＡ選手権はとりわけ私と縁が深いようです。 この大会で優勝した後、自信も生まれ余裕が持てるようになりました」

－－今年に入って韓国選手らが活躍しているが秘訣は特にあるか。

「私が日本でＳ．Ｋ．ＨＯ（日本式発音を英文で表記した名称）と呼ばれるじゃないですか。 韓国選手らの活躍が目立つこの頃はＳ．Ｋを『スーパーコリアだ』って呼ぶんです」

－－今季賞金ランキング１位（５１６９万円）だが。

「今年は日本ツアー賞金王になってみたいです。 お金をたくさん稼いだら何より素晴らしいトレーナーとキャディーのために投資します。故国の恵まれない隣人を助けるためにも寄付するつもりです」

ホは新規ゴルフチャンネルのＪゴルフで解説者としてもデビューした。自身が優勝する場面（ＪＣＢクラシック）を盛り込んだビデオを見て、当時の状況を生き生きと伝えた。 １５日の午前６時と午後７時Ｊゴルフで、プロゴルファーではない「解説委員ホ・ソクホ」に会うことができる。