国家対国家としての韓国と日本の両国間の信頼関係は、9日付で崩壊した。日本政府が韓国の歴史教科書に対する再修正要求を「黙殺」したことで、未来指向的発展を図ってきた両国の関係は、元通りにすることのできない暗黒期を迎えた。怒りと虚しさが入り乱れた複雑な心境で、我々は崩れた信頼の残がいを見つめている。
35項目にわたる再修正要求のうち、日本政府は重要度の低い2項目のみを受け入れた。残りの要求に対しては「学説状況に照らして明白な誤りとは言えない」とか「制度上、訂正を求めることはできない」という納得できない理由をあげ、「受け入れられない」立場を公式通報した。