【取材日記】なぜBTSがスケープゴートにならなければならないのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.12 06:50
防弾少年団(BTS)の日本活動に赤信号が灯った。9日、テレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション』をはじめ、フジテレビ『FNS歌謡祭』、NHK『紅白歌合戦』など年末まで予定および検討中だった放送出演が次々と中止になった。13日から東京・大阪・名古屋・福岡など38万席規模で日本初のドームツアーを開始するのとは全く違う雰囲気だ。
中止の理由は「BTSが反日活動をしている」という現地の極右メディアの報道内容だ。メンバーのジミンが過去に着用したTシャツのデザインとRMが光復節(解放記念日)に残したツイート内容を問題にした。原子爆弾投下場面がプリントされた衣装や「独立闘士の方々に感謝する。大韓独立万歳」という発言を指摘した。
だが、これはただの言いがかりに過ぎない。ジミンが該当のTシャツを着たのは1年前のことだ。したがって、先月、韓国大法院(最高裁に相当)の強制徴用被害者賠償判決以降、日本国内の反韓感情を意識した措置という解釈が説得力を持つ。世界市場でJ-POPが下降曲線を描く一方、K-POPは常勝疾走していてBTSがターゲットになったのだ。