「BTS現象の本質はARMY、類例のないファンダム自体」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.26 15:41
――マイノリティの象徴になったという話があるが。
「防弾少年団が代弁するのがマイノリティ性、あるいはアンダードッグ(underdog)性だ。新自由主義は世界の人口の99%を自分のアンダードッグと思わせる側面があるのではないか。防弾少年団はアンダードッグ中のアンダードッグとして出発した。K-POPの中でもとても低いところから出発した。そんなアンダードッグの限界を克服していった過程への応援が大きい。2018年の初めにグラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーのツイッターで『自分の人生に最も影響を及ぼしたアルバム』を尋ねたところ誰かがBTSを書いたが『本物の音楽を述べろ』という嘲笑が溢れた。その時、世界のARMYが押し寄せて防弾少年団が自分の人生にどのような影響を与えたのか数万件のコメントをつけた。『うつ病だったが自殺を考えをないように助けてくれた』『首を吊る直前にBTSを見て泣いた』。このような書き込みが多かった。底から上がってきた防弾少年団の成長史、『今そのままでも大丈夫』という音楽のメッセージに共感し、慰められたということだ。『米国はもはや人種差別なく防弾少年団を認めることが多様性を実践する道』という書き込みも多かった。この『グラミーの乱』の後、勝気なグラミー賞が防弾少年団を受け入れるようになった」