韓経:韓国、福祉支出増加速度がOECDの4倍…国家債務の処理は誰が?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.02 11:23
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨年の大統領選挙当時の公約で65歳以上のうち所得下位70%の高齢者に支給する基礎年金(2017年月20万ウォン)を2018年に月25万ウォン(約2万5000円)に、2021年には月30万ウォンに引き上げると述べた。この公約は国政計画として確定し、昨年8兆1000億ウォン規模だった関連予算は今年9兆1200億ウォンへと1兆ウォン以上も増えた。政府は来年の基礎年金予算を今年より2兆3800億ウォンほど多い11兆5000億ウォン規模とした。政府・与党が「高齢者福祉をさらに強化する」として2021年に予定されていた「月30万ウォン」(所得下位20%台上)を来年に操り上げたからだ。
福祉分野の財政支出で代表的な基礎年金は支給額を引き上げなくても予算が雪だるま式に増えるしかない。韓国の高齢化ペースは世界最高レベルであるからだ。今年516万7000人の基礎年金受給者は2022年には628万5000人と100万人以上増えると予想される。