【時論】日本・中国が蚕食するインド市場への韓国の進出を急ぐべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.20 07:46
このような状況で韓国企業のインド市場に対する認識と進出努力は潜在力に比べて依然として及ばず残念だ。インドは韓国の投資対象国15位(2017年5億1400万ドル)で日本(47億ドル)の約9%水準にとどまっている。インドに進出した韓国企業は約500社に過ぎない。韓印交易額は昨年215億ドルで、両国の経済規模や潜在力に比べるとまだ圧倒的に足りない。昨年7月の韓印首脳会談で、2030年までに交易規模を500億ドルに増やすことで合意したが、このためには交易や投資など経済協力を増やすための格別な努力が必要だ。
まず躍動的に成長するインド消費市場を積極的に攻略しなければならない。そのためには、オンライン流通網の拡大に伴う消費財市場はもちろん、鉄鋼・自動車部品・機械など既存有望品目の需要増加に積極的に対応しなければならない。特に、昨年X線機械部品や血糖測定機など国産医療機器の輸出額が1億ドルに達して有望品目に浮上したように、中産層を狙った高級消費財および教育・文化コンテンツなどサービス品目の輸出を伸ばしていかなくてはならない。