北朝鮮ミサイル・核責任者、組織指導部の二番手に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.19 11:56
北朝鮮メディアが16日、金正日(キム・ジョンイル)総書記(2011年死亡)の77回目の誕生日を機に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が金日成(キム・イルソン)主席と金正日総書記の遺体が安置された錦繻山(クムスサン)太陽宮殿を参拝したと報じた。メディアは金委員長が組織指導部と宣伝煽動部の幹部を同行したと紹介した。北朝鮮は「崔竜海(チェ・ヨンヘ)、李万建(イ・マンゴン)、金与正(キム・ヨジョン)、李英植(イ・ヨンシク)同志が同行した」とし、彼らが金委員長の隣に立っている写真を公開した。
写真には金委員長の隣に崔竜海組織指導部長が立ち、その隣に李万建氏が立った。李万建氏は金委員長執権後の2016年に軍需工場部長になり、北朝鮮の核とミサイル開発の責任を担った人物だ。北朝鮮軍の武器と軍需品の開発・調達を担当するのが軍需工場部だが、北朝鮮最高の力点「軍需工業」は核とミサイルだ。2016年と2017年は北朝鮮が3度の核実験と長距離弾道ミサイル(ICBM)開発に拍車を加えた時期で、金委員長が実験現場を訪れる時に李万建氏が影で随行した。しかし、その後李万建氏は逆に政治局委員から候補委員に職級が一段階降格され、関心が寄せられた。